減塩が一日6gなどの食事を作るのは大変です!

腎臓の病気が進んで腎臓の機能が低下してくると腎不全といわれる状態になります。その腎不全には、急性に属する急性腎不全と、長い年月をかけて腎臓の働きがゆっくりと悪くなる慢性腎不全があります。急性腎不全においては、的確な治療と腎臓の機能を悪化させた原因を取り除くことができれば、健康な状態への回復が期待できます。後に挙げた慢性腎不全では、腎不全の進行とともに徐々に腎臓の機能が損なわれ、回復の見込みはありません。腎臓の病気には遺伝的要因からくる腎炎であったり、またはDNAが原因ではない外的要因のものまで多岐にわたりますが、日頃から健康診断を怠らないようにし、治療と症状を悪化させない生活を心がけることで健康な人と同じように生活することが可能です。ところが、腎臓病の中にはかなり進行するまで自己判断が難しいものもあるので、病気を未然に防ぐには自己管理も必要です。場合によっては尿に病気のサインが出るので、医師の診断を仰ぎ自己判断を避けましょう。私たちの腎臓はソラマメに似た形をしておりどの辺りにあるかというと、ちょうど腰辺りの左右に一個ずつです。腎臓には糸球体とよばれているたいへん小さな血管があまた密集している場所でもあります。腎臓におけるメインの働きは、たんぱく質の代謝によって発生した血液中の老廃物や毒素といったものを尿と一緒に体外へ排出します。その他にも、体内に含まれる電解質の濃度を一定に保ったり、あるいは、赤血球を作るホルモンや血圧の調整、骨の代謝に関わるホルモンを作るなどの重要な役割を担っています。たんぱく質の最適な摂取量とは、標準体重で1kgあたり0.8gほどになります。もし標準体重が60kgくらいであれば、蛋白摂取量は、一日におおよそ50g必要となります。食品における蛋白含有量を知りたければ食品標準成分表で探してみて参考にするとよいでしょう。このような食事療法については、栄養士の指示で具体的な工夫について指導してもらうことも可能です。仮に開業医さんに食事指導を受け付けてもらえなかったら、近隣に腎臓内科のある病院がないか訊ねて紹介してもらい、そこで専門的な意見を伺うこともよいかと思います。CKD治療の柱は薬物治療と食事療法になり、CKDの進行を防ぐためにもこれらの自発的な管理が必要です。減塩と蛋白制限が食事療法の要となり、そのうち減塩食は高血圧治療の手間を省き、蛋白制限食は腎機能の抑制効果が認められています。CKDステージ3の場合、理想とされているのが減塩が一日6g・蛋白制限が体重1kgに対し0.6g、この数値は日本人が一般的に摂取している塩分・蛋白の約半分にあたり、いわゆる蛋白制限食は不味い、カロリー摂取が満たされないなどで、実施するのが難しい方もたくさん見られます。慢性腎臓病に関しては、腎臓の機能が明白に改善することは少ないので、機能の一つであるカリウムの排泄能力が衰退していくことが多く、カリウムの摂取と排泄のバランスを維持するために、カリウム摂取を減らす必要があります。濃縮加工した野菜ジュースは、加工していない生の野菜や果物よりもそのものに含まれたカリウムの量が圧倒的に多いです。そのため、腎機能障害のある患者さんが、野菜ジュースを常時摂取している場合にはさらに危険性のある高カリウム血症に陥る可能性が出てきます。腎臓の機能に病的なサインが顕れた場合は、健康体へもどることが難しく悪化すれば慢性腎不全になります。とはいえ、近年の医療技術の発展により早期発見・早期治療が実現できるので、腎臓の機能低下を最小限に抑えたり、なるべく現状を保つことも期待できます。病状が末期腎不全に推移しても回復の見込みを著しく悲観することはなく、これまでの透析療法や移植とは別にますます治療法も増加しており、患者自身のQOL(生活の質)に合った最新の治療が期待できます。日常の食生活において何をどのくらい摂取すればよいのか、どのようにして献立を考えたらよいか、減塩のポイントなどを教えます。治療用特殊食品の使用は、低たんぱく食事療法の基本となりますので、それに必要な紹介や説明もしていきます。具体的に患者さんがどのくらいのたんぱく質や食塩の摂取量を確かめます。24時間内の大小便を検査し、摂取量を割り出します。尿の中へ尿素窒素やナトリウムが排出されるので、日中の排泄量を調べることで、どの程度たんぱく質や食塩を摂っているのかを知ることが可能です。腎臓が健康でない方が最近増え、問題となっています。腎臓は尿をつくる臓器で背中に二つあって体内で不要になった老廃物を体外へ排出する役割があり、あるいは電解質のバランスを保ったり、血液が酸性に傾くのを防いだり、血圧をコントロールしたり、赤血球を作る働きをしたり、私たちの体のために重要な役割を担っています。腎臓に関する治療は病院に行って薬を飲んだり注射をしたりの対処も大切ですが、普段から、規則正しい食事や生活を送ることが必須です。食塩の制限は、腎臓の負担を軽減することにつながります。食塩摂取の適量は、一日6g未満とされています。加工品や塩蔵品をさけて、生の食品を摂りましょう。煮物や汁物などには、天然だしの使用をおすすめします。薄味でもおいしく食べることができます。たんぱく質が多く含まれる食べ物として、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品があります。これらのたんぱく質を含んだ食品以外でも、たんぱく質制限が必要な方用に市販でも購入できる「低たんぱく質食品」があります。管理栄養士に相談しながら、具体的に使ってみてください。引用:腎臓病食 宅配